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伊勢神宮の夏至の日の入り方向に京都がある。驚異的精度

伊勢神宮の夏至の日の入り方向に京都がある。驚異的精度
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その32≪関西編6≫ ==

みなさんこんにちは。ご訪問まことにありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインのトピックの32回目です。
伊勢神宮~京都

京都/夏至日の入り
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関西編も6回目になってしましたが、京都の街がまだ登場していませんでした。京都についても調べていたのですが、その中心地として現京都御所を基準にしていてあまり特徴が見いだせずにいたのです。
恥ずかしながら私は良く知らなかったのですが、平安京の中心地である旧京都御所は現京都御所とは位置がずいぶん違っていたのですね。そこで旧京都御所について調べると面白いことが分かりました。
まず、冒頭の図に示すように、広域的に見ると京都は伊勢神宮から見て夏至の日の入り方向にあたります。
そして、狭域的に詳細に調べると二番目の図に示すように、伊勢神宮外宮の本殿から見た夏至の日の入り方向は平安京に至り、その中心地である旧京都御所に達します。さらにまた、旧京都御所の中でも最も中心的施設である朝堂院跡がライン上に乗ってくることが分かりました。伊勢~京都間は約100kmあるのですから驚くべき精度です。
日本で本格的な日本地図が完成したのは幕末近くになってから伊能忠敬の測量によることになっていますが、平安京が作られた794年にそれほどの計測技術があったということでしょうか。
この伊勢神宮外宮基準の夏至日の入りラインには二条城も乗っています。
一方、伊勢神宮内宮の本殿基準での夏至の日の入りラインについては、もう少し南側で京都タワー(131m)が非常に近い位置となります。京都駅もかなり近いようです。
京都タワーは現代の京都のランドマークと言えそうですが、意外に古くて1964年の竣工とのこと、第1回東京オリンピックの年ですね。


関西編についても何回かご紹介をしてきましたが、そこで気づいたのは関西についてピックアップされた諸々の施設等は関東編でご紹介した施設と非常によく類似しているということです。とても面白い現象だと思いますので、対比してまとめてみました。

〔関東〕              / 〔関西〕     ;備考
鹿島神宮、明治神宮    / 伊勢神宮、伊弉諾神宮
富士山            / 三輪山      ;聖なる円錐形の山
皇居及び御所        / 平安京及び旧御所;天皇住居
武蔵野天皇陵        / 明治天皇陵   ;現代の天皇陵
神宮球場           / 甲子園球場   ;神社にまつわる球場
東京スカイツリー      / 京都タワー    ;ランドマーク的タワー
横浜ランドマークタワー  / あべのハルカス ;日本一位および二位の高さ
小田急新宿線        / 阪急京都線   ;ライン上の直線区間
横浜みなとみらい21地区 / 万博公園    ;博覧会場

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明治天皇陵から冬至日の入り方向には特徴的施設が多い

明治天皇陵から冬至日の入り方向には特徴的施設が多い
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その31≪関西編5≫ ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの31回目です。
明治天皇陵~伊弉諾神宮
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伊弉諾神宮は明治天皇陵や甲子園球場から見て冬至の日の入り方向になることをご紹介しましたが、このライン上にはさらに多くの特徴的施設があります。
上図に示す通りですが、北東側から順に明治天皇伏見桃山陵、京都競馬場、阪急京都線直線区間、万博公園、園田競馬場、甲子園球場/素戔嗚神社、六甲アイランド、ポートアイランド、伊弉諾神宮です。また、図示しませんでしたが三菱電機の巨大工場もこのライン上にあります。
このラインの特徴としては以下の点が挙げられそうです。
・日本神話や天皇関連施設がある(伊弉諾神宮、素戔嗚神社、明治天皇陵)
・2つの競馬場がある(京都競馬場、園田競馬場):鹿島神宮~富士山レイラインでもそうでしたが競馬関連施設が目につきます。
・2つの博覧会場がある(万博公園、ポートアイランド)


ただし、これらの施設はどの施設を基準にして冬至のラインを引いてみても他の施設が微妙にずれてしまいまして、「ライン」というよりは「ベルト」と認識した方が良さそうです。


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甲子園から見て冬至の日の入りには伊弉諾神宮 、日の出にはハルカス

甲子園から見て冬至の日の入りには伊弉諾神宮、日の出にはハルカス
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その30≪関西編4≫ ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの30回目です。
甲子園~伊弉諾/藤原京
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〇甲子園から見て冬至の日の入りには伊弉諾神宮
春の甲子園で球児の熱戦が続いています。
その甲子園球場を基準にして調べてみますと、冬至の日の入り方向には少し誤差がありますが伊弉諾(イザナギ)神宮がありました。
また、東京(と言っても郊外)に住む私は知らなかったのですが甲子園球場のすぐ脇には素戔嗚(スサノオ)神社があるのですね。通称、タイガース神社と呼ばれているとか。地図で見ると、ライトスタンドの横で特大ホームランなら届きそうなところです。
スサノオといえばイザナギの禊から生まれた高貴な神です。この素戔嗚神社、あまり大きくはないようですが伊弉諾神宮と冬至ラインで結ばれているのは意味ありげに思えました。

〇甲子園から見て冬至の日の出にはハルカスと藤原京
日の出方向はどうでしょうか。調べてみるとなんと先日オープンしたあべのハルカス(300m)にきれいに到達します。さらに延長すると藤原京のちょうど宮殿跡に達します。ほとんどピッタリです。


伊弉諾神宮が祀るイザナギとイザナミはこの日本の国土を作った神です。
甲子園は日本スポーツで最もメジャーな野球における最大の球場です。
あべのハルカスは日本一のビルです。
藤原京はかつて日本の中心だった場所です。
これらが冬至のラインで結ばれているというは凄いことだと思います。

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三輪山から見て冬至の日の入方向には初代神武天皇陵

三輪山から見て冬至の日の入方向には初代神武天皇陵
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その29≪関西編3≫ ==

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三輪山~神武天皇陵
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〇三輪山から見て冬至の日の入方向には初代神武天皇陵
前回、神聖視される奈良の三輪山(467m)について少しご紹介しました。今回はその三輪山を基準に冬至の日の入り方向を調べてみると初代天皇の神武天皇陵がありました。
神武天皇陵は比較的広いですが、日の入りラインはちょうど御陵本体に達しています。
また、この日の入りラインは偶然にも大和三山(畝傍山(199m)、天香久山(152m)、耳成山(140m))が形成する二等辺三角形のほぼ中心をきれいに通っていています。
今回はこれらの山が分かりやすいように航空写真をベースにした地図を作りました。
どこかで写真を見てもらいたいのですが三山ともなんというか、日本人のDNAをくすぐるどこか懐かしさを感じさせてくれるこぎれいな山です。大和はくにのまほろば、という感じです。
大和三山が形成する二等辺三角形の中には藤原京があり、その中心である藤原宮は二等辺三角形の垂心の位置になるそうです。

〇初代神武天皇について
神武天皇は九州の日向から苦難を乗り越えて東征し、最後には大和の橿原の地に入って畝傍山のふもとに橿原宮を開いて初代天皇に即位したということです。
神武天皇が橿原宮で初代天皇に即位した2月11日が建国記念日の由来になっています。今から2600年も前のことでして、日本が現存する世界最古の国家という根拠になっているようです。
橿原宮とは、おそらく現在も存在している橿原神宮のことでしょう。また、神武天皇陵は畝傍山や橿原神宮のすぐ隣に位置しいて、写真を見るとかなり立派です。
史実なのかどうかは分かりませんが、一応2600年前と言われる初代天皇の宮や陵が兎にも角にも現存しているというのは凄いことだと思います。



今回は、古代ロマンの話で現代の建築物は登場しませんでしたね。

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あべのハルカスから見て立冬の日の出方向には神聖な三輪山

あべのハルカスから見て立冬の日の出方向には神聖な三輪山
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その28≪関西編2≫ ==

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ハルカス~三輪山
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〇あべのハルカスから見て三輪山は立冬の日の出
前回から関西編ということでご紹介しています。今の関西におけるニュースといえば、あべのハルカスのオープン、春の甲子園、大相撲春場所での新横綱誕生といったところでしょうか。あ、注目度が低かったけど橋本さんが選挙をやったんでしたっけ。(都知事選も白けた感じでしたけどね)
今回はその中であべのハルカスをピックアップしてみます。

今月7日にあべのハルカス(300m)がオープンし、横浜ランドマークタワー(296m)を抜いて日本一のビルになりました。地図で見ると天王寺の駅ビル的な感じなのでしょうか。
関西編ということで、地理カンのない私はどこを調べていいのか分からず、とりあえず今話題のあべのハルカスを基準にしてみました。そうしたら、いきなり立冬の日の出方向が神聖なる三輪山(467m)山頂にピタリと一致してしまいました。

〇あべのハルカスから見て立冬の日の入り方向には伊弉諾神宮
逆に、立冬の日の入り方向を調べてみると淡路島の伊弉諾神宮のかなり近くに達します。
伊弉諾神宮については前回ブログを参照してください。

〇三輪山伝説と大物主神
三輪山。大物主神が祀られていて、日本神話や古代史に少しでも興味を持っている方ならご存知であろう神聖なる山ですね。日本神話における最も神聖な山と言ってもいいでしょう。
奈良盆地南部の東にあり、初代神武天皇が開いた橿原宮や藤原京を見下ろす位置です。
467mとあまり高くはないですが富士山のようになだらかな円錐形をしていて、ほぼ単独峰で、その山麓には大神(おおみわ)神社があります。大神神社は三輪山自体をご神体として祀っており、拝殿はありますが通常の神社のような本殿はありません。
三輪山は神聖な山であって昔は禁足地でしたし、現在もいくつかのルールの説明を受けてから入山する制度のようです。
三輪山には大物主神にまつわる三輪山伝説があります。一口に三輪山伝説といっても三種類あります。年代順にごく簡単にご紹介します。
まず第1には、出雲の大国主神がこの地上の国づくりに自信がなくなってしまったときに大物主神が現れて三輪山に自分を祀れば国づくりが成功するように計らおうと告げ、大国主神はこれに従って大神神社をつくったというものです。
大国主神は因幡の白兎を助け、そして地上の葦原中津国のトップに君臨していた神で、後に天津神に国譲りをします。
第2には、初代神武天皇の正后となったヒメタタライスズヒメの話です。ヒメタタライスズヒメは大物主神の娘で、その出生にまつわる不思議な伝説です。
第3には、第十代崇神天皇のときに飢饉や疫病が蔓延し、祈祷師の占いに従って大物主神を厚く祀るようにしたところこれらの災いが収まったというものです。第十代崇神天皇は日本の基礎体制を整備した注目される天皇ですが、初代神武天皇と同一人物という説もあります。
大物主神は謎の神でして大国主神と同一神であるという説や、「物」の怪の神であるという説もあるようですが、高貴な神であるという点ではおおむね一致しているようです。


今日、26日は天皇陛下が伊勢神宮の外宮と内宮を参拝されたようです。20年ぶりに三種の神器が揃うという記念すべき日になりました。

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明治天皇陵から見て伊勢神宮は冬至の日の出

明治天皇陵から見て伊勢神宮は冬至の日の出
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その27≪関西編1≫ ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの27回目です。
明治天皇伏見陵~伊勢~伊弉諾~熊野


伊勢神宮外宮
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当ブログでは主に南関東の多くの有名施設や鉄道・道路が立冬や冬至の日の出および日の入り方向に基づいて配置されていることを見てきました。調べると事例は呆れるほどにたくさん出てきました。
そして感じたのは、「これって、きっと関東に限った話ではないんじゃないか」ということです。そこで試しに関西について少し調べてみると、西日本に土地感のない私でもすぐにいくつか見つけてしまいました。やっぱり…
ということで関西編についても少しだけご紹介させてもらいます。

〇明治天皇陵から見て伊勢神宮は冬至の日の出
明治天皇伏見桃山陵はその名前が示すとおり京都の伏見桃山にあり、すぐ隣には秀吉の伏見城跡があります。
最初の図に示すように、明治天皇陵から見て冬至の日の出方向は伊勢市に向かい、そして伊勢神宮に至りました。日本全国の神社で最上位格とされる伊勢神宮、正式名称「神宮」は内宮と外宮からなります。伊勢神宮には最高神アマテラスが祀られていることはご存知のとおりです。
二番目の図に示すように、明治天皇陵から見て冬至の日の出のラインは伊勢神宮外宮の敷地のほとんど中心を貫いていて内宮にもかなり近いです。明治天皇陵から伊勢神宮まではかなり距離があるのに凄いことだと思います。

〇明治天皇陵から見て冬至の日の入方向には伊弉諾(イザナギ)神宮
逆に明治天皇陵から見て冬至の日の入り方向を調べてみますと淡路島の方向を向き、そして伊弉諾神宮のすぐ近くに達しました。
伊弉諾神宮は夫婦神のイザナギとイザナミを祀る各地の神社の中でも総本社的な格式のある神社です。
イザナギとイザナミについてもあまり説明は要らないかとも思いますが、この日本の国土と神々を最初に作ったとされる極めて重要な二神でして、この二神が最初に作ったのは「オノゴロ島」でその次が淡路島だということです。最初のオノゴロ島が現在のどの島に当たるのかは諸説ありますがいずれも目立たない小さい島なのに対し、二番目の淡路島は十分に大きい島でして、そういう意味でも神話的に重要な場所だと思います。また、古代にはこの淡路島あたりが日本の中心と考えられていたかもしれません。淡路島も伊弉諾神宮ももっと注目されてもいいのではないでしょうか。
それにしても、冬至の日の出方向には日本神話の最高神とされるアマテラスを祀る伊勢神宮があり、そして日の入り方向には日本の基礎を作ったイザナギとイザナミを祀る伊弉諾神宮があるという明治天皇陵は本当に凄い場所だと感じました。
〇伊勢神宮と伊弉諾神宮の中間点には斉明天皇陵
冒頭の図に示すように伊勢神宮と伊弉諾神宮はともに北緯34度27分にあって、明治天皇陵位置は二等辺三角形の頂点になります。
また、伊勢神宮と伊弉諾神宮の中間点で、明治天皇陵と同じ経度135度46分には斉明天皇陵があります。


さらに、こちらのgoogleのサイトでは伊弉諾神宮を中心として太陽の運行について他の有名神社のとても興味深い位置関係が示されていますので是非是非ご覧になってください。
「伊弉諾神宮を中心とした太陽の動き」
この図によれは、明治天皇陵から見て冬至の日の入り方向で伊弉諾神宮のさらに先には宮崎県の天岩戸神社があり、また逆方向には諏訪大社が存在するようです。
この図を見ると、伊勢神宮よりもむしろ伊弉諾神宮の方が日本の神社の中心的存在なのではないかと思えてしまいます。

(関西編はもう少しだけご紹介させていただきます。)


〔追記と地図差し替え〕 明治天皇陵と斉明天皇陵と同じ東経135度46分線には熊野大宮大社がありました。熊野大宮大社は紀伊半島南部にあり、熊野三山の中でも筆頭格の神社であって歴代天皇が頻繁に参拝しています。
「熊野三山」といいますが「山」というのはお寺の呼称であって、明治以前の神仏習合時代の名残のようです。

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ライン付近に分布するJリーグスタジアム

ライン付近に分布するJリーグスタジアム
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その26 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの26回目です。
Jリーグ関東
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南関東には特徴的なラインがいくつかあって、スポーツ施設がそのライン上に多いことをご紹介しました。
特にプロ野球の一軍と二軍の球場はきれいにライン上に並んでいました。(こちらを参照)
また、国立競技場や大相撲の国技館そしてラグビーの秩父宮競技場も鹿島~富士レイライン上にほぼ沿っています。(こちらを参照)
競馬場はラインとは少しずれていますが、特徴的な配置を示しました。(こちらを参照)

では、残るメジャースポーツといえば、、、、
そうです、Jリーグサポーターの皆さんお待たせいたしました(?)。南関東のJリーグスタジアムを調べたのが上図です。
どうでしょうか。プロ野球のように整然と線上に並んでいる訳ではないですが、おおむねライン付近に分布しているようです。特に、町田ゼルビアが鹿島~富士レイラインにきれいに乗ってきたのは意外でした。ベルマーレも冬至ラインに近いようです。

調査をしたのは南関東のJリーグのJ1~J3の次の13チームです。いわゆるホームスタジアムだけで、二軍とか練習場までは調べられませんでした。
J1: 鹿島アントラーズ、浦和レッズ、大宮アルディージャ、川崎フロンターレ、横浜マリノス、柏レイソル、FC東京
J2: 東京ヴェルディ、横浜FC、湘南ベルマーレ、JEFユナイテッド、
J3: SC相模原、町田ゼルビア


・ 鹿島~富士レイラインはこちらを参照
・ 鹿島~冬至ラインはこちらを参照
・ 東経139度38分線はこちらを参照
・ 西武~ロッテラインはこちらを参照
・ 甲武信~横浜ラインはこちらを参照


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秩父神社から見て東京都庁は冬至の日の出方向

秩父神社から見て東京都庁は冬至の日の出方向
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その25 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの25回目です。
秩父神社~都庁

都議会議事堂を通る冬至日の出
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〇秩父神社から見て東京都庁は冬至の日の出方向
この一連のトピックでは、なるべく南関東の著名神社に注意するようにしています。そこで、秩父夜祭で有名な秩父神社について調べてみると、冬至の日の出方向に東京都庁がありました。秩父神社の主祭神はオモイカネで、アメノミナカヌシが合祀されています。
秩父と都庁というのはなんだか関連が薄そうで偶然なのかもしれませんが、誤差なくピッタリだったので取り上げました。2番目の図に示すように、この冬至ラインは都庁の中でもちょうど都議会議事堂にきれいに一致しています。その間の距離65kmを考慮すれば偶然ではないような気がします。

また、この日の出ラインには秩父の生命線ともいえる西武秩父線と国道299号線がほぼ沿っています。これらは、自然地形の山岳部の谷間に沿っているだけなのですがかなりきれいに沿っているようです。
さらに、このライン上には埼玉県南部の中核都市である所沢市がありました。

〇秩父神社について
古事記などの日本神話では実に多くの神様が登場しますが、それではその中で一番最初に登場するのはどの神様でしょうか? アマテラスでもなければイザナギでもイザナミでもなくて、アメノミナカヌシ(天之御中主)です。秩父神社に合祀されている性別のない神様です。
その名前が示すように天(宇宙)の中心にいる神で、この世の根源を形成するような凄い存在です。我々生身の人間が祀るにはあまりに畏れ多いということで、アメノミナカヌシを祭祀する神社はとても少ないらしいです。秩父神社でも鎌倉時代になって合祀されたようです。
秩父神社の主祭神であるオモイカネは、アマテラスが岩戸隠れをしたときに、その対策を練る中心的役割をした智恵のある高貴な神様です。

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富士山本宮浅間大社~鹿島神宮

富士山本宮浅間大社~鹿島神宮
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その24 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの24回目です。
富士浅間神社~鹿島神宮
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〇富士山本宮浅間大社について
富士山は神聖な山とされています。富士山は裾野の広い美しい山で古代の人はその容姿に神秘性を感じたのでしょうし、その気持ちは我々現代人にも通ずるものがあるでしょう。
ところで、神聖な山であるならばそれを祀る神社が当然にあるはずですね。それが日本中に散在し、主に富士山周辺に多い浅間神社です。富士山の頂上には富士山頂上浅間大社奥宮がありますが、これは名前が示す通り本社ではなくて富士宮市にある富士山本宮浅間大社が本社であって頂上の神社はこの奥宮です。つまり、富士山本宮浅間大社から頂上にいたるまでの富士登山道の富士宮ルートは奥参道ということなのですね。おそらく日本で一番険しく厳しい参道ではないでしょうか。
富士山本宮浅間大社は全国に数多く存在する浅間神社の総本社であって、富士山自体を祀るとともにコノハナサクヤ姫という女神を主祭神としています。コノハナサクヤ姫は天孫降臨で高千穂に降り立った天津神のニニギノミコトの妃となった神様です。ニニギノミコトが一目ぼれしたという美人の神様みたいです。
ちなみに、いろいろの活躍をして高天原からニニギノミコトに随ってきたアメノウズメは、可哀想ですが結局ニニギとは結ばれなかったのです。アマテラスは二神を一緒にさせようと考えていたんじゃないかなぁ。

〇富士山本宮浅間大社から見て鹿島神宮は立夏の日の出方向
この一連のトピックは鹿島神宮から見て立冬の日の入り方向に富士山があり、その鹿島~富士レイライン上に皇居や東京スカイツリーなど様々な特徴的施設が存在することから話が始まってます。また、前回のブログでは武蔵野天皇陵から見て富士山は冬至の日の入り方向にあたることをご紹介しました。富士山といえば神聖な山であって、それにあやかろうという気持ちがこれらの不思議な配置の根本原理となっているのでしょう。
ところで、鹿島神宮は富士山を強く意識しているように思えるのですが、「それなら富士山の頂上だけではなく浅間大社ともなんらかの関係があるかもしれない」と思い少し調べてみると、上図のとおり富士山本宮浅間大社から見て鹿島神宮は立夏の日の出方向となっていました。誤差はとても小さいです。
富士山本宮浅間大社と鹿島神宮のどちらが古いのかは知りませんが、前者の方が鹿島神宮を基準に立夏ラインに合わせて場所の選定をしたように思えます。そういう縛りがなければ浅間大社はもっと富士山の真南の好位置を選ぶと思うのです。立夏ライン上で、且つご神体の富士山にあまり深く入り込まない位置とすると、ほぼ自動的に現在の浅間大社の場所になります。
なお、この富士山本宮浅間大社~鹿島神宮を結ぶ立夏ラインは都心部を通っていますが、そのライン上にはあまり目立つ施設は見つかりませんでした。逆に言えば、それだけ鹿島~富士レイラインや東経139度38分線などが特殊だということの証左になると思います。

〇富士山本宮浅間大社とコノハナサクヤ姫
富士山本宮浅間大社の主祭神はコノハナサクヤ姫ですが、大社の公式サイトではその別名を「浅間大神」としています。
何かで読んだのですが、この浅間大神は元々は富士山を神格化した神様でコノハナサクヤ姫とは関係がなかったようです。その証拠に浅間大社の本殿の作りは(詳細は省略しますが)男神を祀る型式になっています。
そもそも「浅間」とは火山のことを意味するのであって女神様とはあまり馴染みにくいです。一説には、古代に阿蘇山が盛んに噴火をしていて火山=阿蘇山というイメージがあったそうで、「あそやま」がなまって「あさま」に変化したとのだとか。
では、なぜコノハナサクヤ姫が浅間大社や全国の浅間神社の主祭神となったのでしょうか。それはたぶん、富士山もコノハナサクヤ姫も「美しい」という共通点からだったのではないでしょうか。勝手な想像ですが。
ところで、ニニギノミコトとコノハナサクヤ姫の子孫が天皇家につながっていくのですが、なぜ天津神の子孫なのに寿命があるのでしょうか。それは、コノハナサクヤ姫は「木ノ花」つまり桜が「咲く」ように美しかったのですが、同時に桜の花ように短い寿命しかなかったためだと神話は伝えています。ニニギノミコトは本来はコノハナサクヤ姫と一緒に姉のイワナガ姫も娶るべきだったのです。イワナガ姫は「岩」のようで美しくはなかったけれども岩のように「長」い寿命を持っていたのです。


元々富士山自体を祀っていた浅間大社ですが、今ではコノハナサクヤ姫を主祭神としています。
このことが、富士山もコノハナサクヤ姫のように美しいけれども短い寿命しかない、つまり火山を示す「浅間」の名前の通りに噴火して形を変え、あるいは消滅してしまうことを暗示しているのでなければ良いのですが。

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武蔵野天皇陵から富士山

武蔵野天皇陵から富士山
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その23 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの23回目です。
富士山~天皇陵~田無タワー
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〇武蔵野天皇陵から見て富士山は冬至の日の入り方向
前回は西東京市の田無タワーから見て立冬の日の出方向に明治神宮があり、日の入り方向に多摩武蔵野天皇陵があることをご紹介しました。
また、以前のブログでは武蔵野天皇陵からみて冬至の日の出方向には横浜線の長い直線区間が重複していて、その先には横浜ランドマークタワーがあることもご紹介しました。 (こちらを参照)
では、武蔵野天皇陵から見て日の入り方向には何かないのか? 調査漏れをしていましたが、調べてみると上図のとおり冬至の日の入り方向は富士山に至ります。約1.5kmほどの誤差はありますが、その間の距離60kmからすれば小さい誤差ではないでしょうか。

こうして見ると、東京から西の富士山方面にも見事なマトリックスができているようです。


いよいよ春らしくなってきました。春の訪れは嬉しいのですが花粉症がひどい状況で、涙目になっています。

(拍手をいただいている方、感謝してます。ありがとうございます)

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田無タワーは特殊な場所

田無タワーは特殊な場所
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その22 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの22回目です。
田無タワー
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〇スカイタワー、通称田無タワー
「スカイタワー」と言ってもご存じない方が多いでしょう。「スカイツリーじゃないの?」と言われそうですよね。
スカイタワー、通称を田無タワー(195m)は東京都西東京市(旧田無市)にある電波塔です。かなり高くて都下ではスカイツリーよりもよっぽど目立っています。
都内といってもこのあたりは畑が多く、「なぜこんなところに…」と奇異な感じを受けます。こちらの方のサイトの写真が際立ってますので是非見てください。
[ 畑の中の田無タワー ]
先日、田無タワーの近くを通ったのですが、改めてそのたたずまいに異様さを感じてしまいました。「怪しい…」と思って調べてみますと、またしてもカンは当たってしまいました。
上図を見てください。田無タワーから見て立冬の日の出方向には明治神宮があり、その中でも本殿の極めて近くに達していて、その誤差100mほどでしかありません。明治神宮までの距離(16km)からすれば無視できるほどのものです。
また、逆に立冬の日の入り方向には多摩武蔵野天皇陵があります。こちらは誤差が800mほどありますが、やはり天皇陵までの距離(25km)からすれば小さい誤差と思えます。
天皇陵は大正天皇と昭和天皇が祀られていますが、田無タワーは明治と大正および昭和をつなぐ架け橋のような意味があるのかもしれません。

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都心部の著名施設の配置:立夏、夏至の日の入り

都心部の著名施設の配置:立夏、夏至の日の入り
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その21 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの21回目です。
六本木赤坂周辺:立夏ライン

六本木赤坂周辺:夏至ライン

六本木赤坂周辺ラインまとめ
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前回は、都心部の著名施設の配置について立冬および冬至の日の出、日の入りとの比較をしました。今回は立夏および夏至の日の入りとの比較です。立冬や夏至の場合と較べるとだいぶ少ないようでして、特に日の出方向については特徴的なラインが見つかりませんでした。
これまでの立冬、冬至、立夏および夏至について、少し複雑になりますが1つの図にまとめておきました。
これを見ると、明治神宮本殿K03、NTTドコモビルB04および新宿パークタワーB07が同じように赤線、緑線および青線の起点となっているのが目立ちます。
NTTドコモビルB04と新宿パ―クタワーB07はいくつかの共通点があります。つまり新宿の多くの高層ビルの中でもかなり高い方で、比較的新しい部類で、目を引く斬新なデザインで、かつ他の西新宿の高層ビル群からはかなり離れているという点です。



≪ 凡 例 ≫
〔皇族関連〕 頭文字Kで通し番号 :赤点
〔高層ビル・タワー〕 頭文字Bで都内高さ順位(よって欠番あり) :青点
(東京タワーはB00とする。建設中の虎の門タワーをB02とし以下繰り下げ)
〔森ビル系〕 頭文字M(Bを優先)で通し番号 :緑点または緑枠
〔放送局〕 頭文字H(Bを優先)で通し番号 :橙点または橙枠
〔東京国際フォーラム〕 F01 :白点


K01:吹上御所(今上天皇住居)
K02:東宮御所(皇太子住居)
K03:明治神宮本殿(明治天皇祭祀)
B00:東京タワー(333m、テレビ東京旧本社)
B01:ミッドタウン(248m)
B02:虎の門ヒルズ(247m、建設中)
B03:東京都庁第一本庁舎(242m)
B04:NTTドコモビル(239m)
B06:六本木ヒルズ(238m、テレビ朝日)
B07:新宿パークタワー(235m)
B12:汐留シティセンター(215m)
B13:電通本社ビル(213m)
B90:霞が関ビル(156m、老舗の元祖高層ビル)
H01:NHK
H02:日本テレビタワー(192m、日テレ)
H03:赤坂サカス:Bizタワー(179m、TBS)
M01:愛宕グリーンヒルズ(186m)
M02:アークヒルズ(106m)
M03:表参道ヒルズ
F01:東京国際フォーラム

(拍手をいただける方、いつも感謝しております)

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都心部の著名施設の配置:立冬、冬至の日の出、日の入り

都心部の著名施設の配置:立冬、冬至の日の出、日の入り
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その20 ==

みなさんこんにちは。ご訪問、まことにありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインのトピックの20回目です。

六本木赤坂周辺:立冬ライン

六本木赤坂周辺:冬至ライン


六本木赤坂周辺:立冬と冬至合成
(当ブログは画像だけの閲覧も歓迎します)

前回は都心部のいくつかの道路や鉄道と立冬や冬至などの日の出、日の入り方向との比較をしました。その際、道路等の延長線上に東宮御所や高層ビルなどの特徴的施設があることもご紹介しました。
今回は逆に、都心部の主だった施設をピックアップして立冬と冬至の日の出と日の入り方向との比較をしました。最初の図が立冬の日の出と日の入り方向、二番目の図が冬至の日の出と日の入り方向、三番目の図がそれらの合成です。
ピックアップしたのは、地図の範囲内にある皇族関連施設(頭文字K、プロット赤)、高層ビルとタワー(頭文字B、プロット青)、放送局(頭文字H、プロット橙)、森ビル系施設(頭文字M、プロット緑)および東京国際フォーラム(F01、プロット白)です。
頭文字K,H,Mは通し番号ですが、ビルのBに続く数字は都内の高さランクを示します。ただし、建設中の虎の門ヒルズをB02にして以下繰り下げてます。高さ200m以上を基本としましたが、霞が関ビル(B90)は現在ではやや低い部類ですが老舗高層ビルとして取り上げてます。東京タワー(B00)はテレビ東京の旧本社ですので橙枠で示しています。
上図範囲は都心の中の都心といえるまさに「真都心」の範囲で、その中でも特に有名な施設が揃っていると思います。比較的新しい施設が多いようです。
図面が全てを物語っていますのでこれ以上の説明は要らないかと思いますが、かなりすごいマトリックスが形成されてます。特に、ビルについてはランク順にB01~B07までの7つのうち6つが含まれています。(都庁B03は次回に登場します)
東宮御所K02と六本木ヒルズB06が目立っている気がします。
また、これまで広域地図におけるいくつかのライン上に存在する施設などをご紹介してきましたが、その調査の際には多少の誤差から「ライン上」といえるかどうか判断に迷うケースも多々あったのですが、今回この都心部の狭域図内においてはほぼきれいにライン上に乗りました。


≪ 凡 例 ≫
〔皇族関連〕 頭文字Kで通し番号 :赤点
〔高層ビル・タワー〕 頭文字Bで都内高さ順位(よって欠番あり) :青点
(東京タワーはB00とする。建設中の虎の門タワーをB02とし以下繰り下げ)
〔森ビル系〕 頭文字M(Bを優先)で通し番号 :緑点または緑枠
〔放送局〕 頭文字H(Bを優先)で通し番号 :橙点または橙枠
〔東京国際フォーラム〕 F01 :白点


K01:吹上御所(今上天皇住居)
K02:東宮御所(皇太子住居)
K03:明治神宮本殿(明治天皇祭祀)
B00:東京タワー(333m、テレビ東京旧本社)
B01:ミッドタウン(248m)
B02:虎の門ヒルズ(247m、建設中)
B03:東京都庁第一本庁舎(242m)
B04:NTTドコモビル(239m)
B06:六本木ヒルズ(238m、テレビ朝日)
B07:新宿パークタワー(235m)
B12:汐留シティセンター(215m)
B13:電通本社ビル(213m)
B90:霞が関ビル(156m、老舗の元祖高層ビル)
H01:NHK
H02:日本テレビタワー(192m、日テレ)
H03:赤坂サカス:Bizタワー(179m、TBS)
M01:愛宕グリーンヒルズ(186m)
M02:アークヒルズ(106m)
M03:表参道ヒルズ
F01:東京国際フォーラム

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都心部の日の出、日の入り方向に向く道路と鉄道

都心部の日の出、日の入り方向に向く道路と鉄道
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その19 ==

みなさんこんにちは。ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインのトピックの19回目です。
六本木赤坂日の出方向などの道路
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〇表参道は冬至の日の出方向
神社の参道は南か東向きがほとんどなのですが、当ブログでは以前にレイラインに関わる鹿島神宮の参道が立冬の日の入り、戸隠神社奥社の参道が冬至の日の出の向きになっていることをご紹介しました。
では、当ブログで最近頻出する明治神宮はどうでしょうか。明治神宮の参道は現在の境内敷地内の参道の他に境内外のいわゆる「表参道」も含まれます。この比較的長い表参道は上図の通り、きれいに冬至の日の出方向に一致しました。
上図を見ると、なぜ原宿駅に皇族専用ホームが設けられているのかが分かるような気もします。

〇立冬の日の出方向に一致する道路・鉄道
先日、虎の門(の安居酒屋)で知人と食事をしました。虎の門は久しぶりだったのですが、大規模な道路の新設工事をしていて驚きました。知らなかったのですが、あんな都心のど真ん中に新たに虎の門から汐留あたりにドドーンと大きな道路を新設しているのです。当然、その場所にあった家や建物には立ち退いてもらったのでしょうから立退料も含めれば莫大な建設費だと思います。どっからそんなお金が涌いてくるのか不思議で、正直「いらないじゃん」と思います。
そしてこの道路の西端には、同時並行的に森ビルの虎の門ヒルズ(247m)という都内No2となる高層ビルも建設中です。森ビルはどんだけお金もっているのでしょうか?
いまさらこんな都心のど真ん中に大きな道路を敷設するのはなんとも不自然な気がして、同時に妙な予感がしました。家に帰ってから調べてみると、案の定この新たな「新虎通り」は立冬の日の出方向に一致していました。そしこのラインを延長すると、現在都内No6の高さの新宿パークタワー(235m)に至ります。
新虎通りには並行する道路があり、外堀通りと銀座線の直線区間、および名前の分からないやや細い道が立冬の日の出方向に一致しています。
外堀通りと銀座線の直線区間は、延長すると霞が関ビル(156m)、東宮御所およびNTTドコモビル(239m)に至ります。やや細い道は延長すると、赤坂サカスに至ります。
霞が関ビルは元祖高層ビルで、NTTドコモビルは現在都内No3の高さで、赤坂サカスにはTBSがあり赤坂Bizタワー(179m)を併設してます。
なお、皇居の東側の多くの道路も立冬の日の出方向にほぼ一致するものが多いようです。

〇外苑東通りと日比谷線直線区間
外苑東通りと日比谷線直線区間は、立夏および立秋の日の入り方向に一致し、前回のブログで紹介した東京タワーから明治神宮に至る直線上にあります。

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明治神宮は東京タワーから見て立夏の日の入り方向

明治神宮は東京タワーから見て立夏の日の入り方向
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その18 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの18回目です。
六本木赤坂東京タワー~明治神宮
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〇明治神宮は東京タワーから見て立夏の日の入り方向
前回のブログで東京タワーから見て鹿島神宮は立夏の日の出方向になることをご紹介させてもらいました。
では、東京タワーから見て立夏の日の入り方向は? 上図のとおり、線をひいてみるときれいに明治神宮の本殿に当たりました。明治神宮の境内は非常に広いのですが、その中でも他でもない本殿にピッタリ達しています。

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鹿島神宮は東京タワーからみて立夏の日の出方向

鹿島神宮は東京タワーからみて立夏の日の出方向
 == 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その17 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの17回目です。
南関東東京タワー~鹿島(黄色)
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〇鹿島神宮は東京タワーからみて立夏の日の出方向
私、とても基本的な勘違いをしていました。
立冬および立春の日の入り方向は、逆に言えば立夏(5月5日ころ)および立秋(8月7日ころ)の日の出方向と一致するものだと早合点していたのです。だから、前者の傾き線を調べておけば後者の方向についても調べたことになるのだと思ってしまっていました。でも、本当は微妙に違うのですね… 知らなかったです、恥ずかしいです。。。(´o‵;)
それで、気を取り直し、かねて気になっていてスカイツリーができるまで東京の第一のシンボルであった東京タワーについて調べたのが上図です。
鹿島神宮は東京タワーからみて立夏および立秋の日の出方向にほとんど一致してしまいました。完全にピタリという訳ではなくて1kmくらいのずれがありますが、鹿島神宮~東京タワーの86kmという距離からすればほとんど誤差範囲だと思います。
・ 鹿島~富士レイラインはこちらを参照
・ 鹿島~冬至ラインはこちらを参照
・ 東経139度38分線はこちらを参照
・ 西武~ロッテラインはこちらを参照
・ 甲武信~横浜ラインはこちらを参照


一応東京に住んでいながら東京タワーなんてもうずいぶん行ってないなぁ。

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5本目のラインは阿久留王伝説の白鳥神社に

5本目のラインは阿久留王伝説の白鳥神社に
 == 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その16 ==

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一連の鹿島・富士レイラインのトピックの16回目です。
南関東5本線―白鳥神社(黄色)
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〇5本目のラインは阿久留王伝説の白鳥神社に至る
前々回のブログでは甲武信岳~横浜を結ぶラインがちょうど冬至の日の出方向に一致し、しかも途中に鹿島神社や多摩天皇陵があることをご紹介しました。
その際、横浜は3本のラインの交点という特徴的ポイントであると考えられて、海辺であることからもラインの終点であるようなイメージをもってしまっていました。ところが、これをさらに房総半島方面へ延長してみると阿久留王伝説がある鹿野山の白鳥神社に至ることが分かりました。
このことは偶然かもしれないのですが、阿久留王伝説には少し興味を持っていまして奇縁を感じてご紹介させてもらいます。古事記・日本書紀には残念ながら明記されていませんが、関東地方には珍しいほどの古い伝承のようです。余談ですが、古事記・日本書紀は関東・東北地方を軽視というか、意識的に極力除外しているように思えます。

〇阿久留王伝説について
まずは古事記の話です。西日本を平定した後、東征に出たヤマトタケルは東海道に沿って進軍し、東京湾南部の浦賀水道あたりで大しけに遭いながら苦労して木更津へ渡海します。そして上総から北へ向かい蝦夷、武蔵、甲斐、信濃などを平定しますが、大和へ帰る途中の伊勢の付近で力尽きて亡くなってしまいます。そして亡くなったヤマトタケルは白鳥へと姿を変えて西へ向かって飛び去ったのでした。
古事記では、浦賀水道で大しけに遭ったときのエピソードは記載されていますが、その後の各地の平定の実態についてはほとんど記されていません。しかしながら伝承によれば、房総へ渡ってすぐに地元を支配していた阿久留王(または悪路王)との戦いでは鹿野山周辺で激戦が繰り広げられてヤマトタケルも相当てこずったそうです。善戦およばず敗北した阿久留王は泣いて命乞いをしたそうですが、ヤマトタケルは聞き入れずに決して蘇生できないようにと阿久留王を八つ裂きにしてばらばらに埋葬してしまいました。それゆえ、阿久留王の墓は首塚、胴塚など複数に分かれているのです。(阿久留王は坂上田村麻呂によって討伐されたという説もあるようです)
阿久留王は「ヤマトにまつろわぬ民」の代表的存在とみなされていて、阿久留王の首像(江戸時代作?)は鹿島神宮に保存・展示されています。
ヤマトタケルは一般的に日本神話における英雄とされていますが、古事記を読まれた方はご存知でしょうが、実際には残虐で卑劣な人格の持ち主であって父親の景行天皇からも疎んじられていました。それもあって、私は阿久留王に同情してしまうのです。
また、古事記ではヤマトタケルは亡くなってから白鳥になって西へ向かったとされていますが、房総の伝承ではその時期に鹿野山にヤマトタケルとみられる白鳥が飛来したと伝わっていて、それでヤマトタケルを祀る白鳥神社が建てられたようです。白鳥神社が祀っているのは阿久留王ではなくてヤマトタケルなのですね。


今日はひな祭り。午前中は日も差して小春日和になりましたね。春といえば、花粉……
すでに目がかゆいです。外から帰宅したら手洗いをする方も多いと思いますが、この時期の私の場合は手洗いよりも「目洗い、鼻洗い」なのです。
しばらくの間辛抱が続きます(TT)

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横浜ランドマークタワーの向きは冬至の日の入り方向

横浜ランドマークタワーの向きは冬至の日の入り方向
 == 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その15 ==

みなさんこんにちは。ご訪問をこころより歓迎いたします。
一連の鹿島・富士レイラインのトピックの15回目です。
ランドマークタワー航空写真
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〇横浜ランドマークタワーの向きは冬至の日の入り方向
前回、横浜は3本のラインの交点になっていて重要ポイントかもしれないとご紹介しました。そこで横浜の中でも最も「ランドマーク的」である横浜ランドマークタワーを航空写真で拡大してみたところ、その向きがきれいに冬至の日の入り方向に一致していました。上図の赤線参照してください。
つまり、ランドマークタワーは正方形断面ですがその北西側の面は鹿島神宮方面に向いていることになります。
そして、横浜ランドマークタワー自体だけではなく、その周辺のみなとみらい地区全体が冬至の日の入り方向にそった街になっています。上図の水色で示した道路と緑で示した運河を参照してください。
不思議ですね。

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