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火山と神社:まとめ図

火山と神社:まとめ図
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その46==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第46回目≪火山13≫です。

地図:神社と火山プロット&符号_カラーライン付
   赤点:神社、    茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り


東北南部から名古屋近辺まで火山と神社との位置関係について数回にわたって調査結果をご紹介してきました。ここで一応一段落として、それらをすべて統合するとともにさらにいくつかの神社とラインを追加したまとめ図を作成してみました。特に東北地方、越後地方、駿河湾などに目立つ線が新たに何本も引けました。見落としていた線もあります。
結果はすごいことになっています。個人的には大発見だと思っているのですが、、、、 どうでしょうか。
あらためて俯瞰してみると、日光二荒山神社(日光東照宮)S11、諏訪大社S28~S31、鹿島神宮S39、明治神宮S42、三嶋大社S58が目立つように見えます。いずれも超有名な神社ですね。箱根山V29を指し示す線は3本ありましたし、その周辺は複雑になっていますので注意したほうがいいのかもしれません。
日本には無数といっていいほど多くの神社があり、適当に線を引けばその線の近くには必ずなんらかの神社が存在します。しかしながら、有名神社や古い由緒ある神社となると数はぐっと減ります。上図にピックアップされたのは(ほとんど)そのような厳選された神社ばかりです。繰り返しますが、私が話のつじつま合わせに恣意的に選んだものではありません。単純に著名神社、由緒ある神社を選んだだけなのに、それでも図中ほとんど全てが火山や他の神社と立冬などの線で結ばれたのは驚くべきことではないでしょうか。
個人的には怖いくらいに驚いています。

今回はとりあえずこの範囲に絞って調査をしましたが、これより北側にも西側にもきっと同じような例があるのでしょう。

今回の調査の契機となったのは御嶽山の噴火で多くの被害者がでて衝撃を受けたことでした。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、救助活動に携わっている人たちに敬意を表したいと思います。

S011:出羽神社(いではじんじゃ、山形県、国弊小社)
S012:湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ、山形県、国弊小社)
S013:月山神社(がっさんじんじゃ、東北地方唯一の官幣大社)
S02:鹽竈神社(しおがまじんじゃ、宮城県、陸奥国一之宮)
S03:竹駒神社(たけこまじんじゃ、宮城県、県社)
S04:度津神社(わたつじんじゃ、新潟県、佐渡国一之宮)
S05:弥彦神社(いやひこじんじゃ、新潟県、越後国一之宮)
S06:伊佐須美神社(いさすみじんじゃ、福島県、国幣中社)
S07:居多神社(こたじんじゃ、新潟県、越後国一之宮)
S08:天津神社(あまつじんじゃ、新潟県、越後国一宮)
S09:都都古別神社:馬場(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S10:都都古別神社:八槻(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S11:日光二荒山神社・日光東照宮(にっこうふたらさんじんじゃ・にっこうとうしょうぐう、栃木県、下野国一之宮)
S12:宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ、栃木県、下野国一之宮)
S13:赤城神社(あかぎじんじゃ、群馬県、上野国二之宮)
S14:生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ、長野県、国幣中社)
S15:酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S16:大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S17:静神社(しずじんじゃ、茨城県、常陸国二之宮)
S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S38:武蔵御岳神社(むさしみたけじんじゃ、東京都)
S39:鹿島神宮(かしまじんぐう、茨城県、常陸国一之宮)
S40:香取神宮(かとりじんぐう、千葉県、下総国一之宮)
S41:皇居(こうきょ、東京都、天皇住居)
S42:明治神宮(めいじじんぐう、東京都、官幣大社)
S43:日枝神社(ひえじんじゃ、東京都、官幣大社)
S44:富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ、静岡県、駿河国一之宮)
S45:富士山頂上浅間大社奥宮(ふじさんちょうじょうせんげんたいしゃおくみや、静岡県、駿河国一之宮)
S46:白子神社(しらこじんじゃ、千葉県)
S47:玉前神社(たまさきじんじゃ、千葉県、上総国一之宮)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)
S55:寒川神社(さむかわじんじゃ、神奈川県、相模国一之宮)
S56:鎌倉宮(かまくらぐう、神奈川県、官幣中社)
S57:箱根神社(はこねじんじゃ、神奈川県、官幣小社)
S58:三嶋大社(みしまたいしゃ、静岡県、伊豆国一之宮)
S59:伊豆山神社(いずさんじんじゃ、静岡県、官幣小社)
S60:洲崎神社(すさきじんじゃ、千葉県、安房国一之宮)
S61:安房神社(あわじんじゃ、千葉県、安房国一之宮)
S62:久能山東照宮(くのうさんとうしょうぐう、静岡県、別格官幣社)
S63:神部神社(かんべじんじゃ、静岡県、官幣小社)
S64:事任八幡宮(ことのままはちまんぐう、静岡県、遠江国一之宮)
S65:小国神社(おくにじんじゃ、静岡県、遠江国一之宮)
S66:砥鹿神社(とがじんじゃ愛知県、三河国一之宮)
S67:井伊谷宮(いいのやぐう、静岡県、官幣中社)
S68:熱田神宮(あつたじんぐう、愛知県、官幣大社)
S69:大県神社(おおあがたじんじゃ、愛知県、国幣中社)
S70:安達太良神社(あだたらじんじゃ、福島県、県社)
S71:筑波山神社(つくばさんじんじゃ、茨城県、県社)
以下の神社を追加しました。 一部に規模が小さくて社格が高くはないものもありますが、創建が古くて由緒ありそうで無視できないと思うものも取り上げました。
S72:白山神社(はくさんじんじゃ、新潟県、県社・新潟総鎮守)
S73:諏訪神社(すわじんじゃ、富山県、創建701年)
S74:多久比レ志神社((たくひれしじんじゃ、富山県、創建672年)
S75:健御名方富命彦神別神社(たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじゃ、長野県、県社)
S76:仁科神宮(にしなしんめいぐう、長野県、府県社)
S77:伊香保神社(いかほじんじゃ、群馬県、県社兼郷社・上野国三宮)
S78:熊野皇大神社(くまのこうたいじんじゃ、長野県/群馬県、創建110年)
S79:手長神社(てながじんじゃ、長野県、県社)
S80:宝登山神社(ほどさんじんじゃ、埼玉県、県社・秩父三社)
S81:大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ、神奈川県、県社)
S82:穴水大宮(あなみずおおみや、石川県、延喜式内社)


V01:鳴子・鬼首カルデラ(989m、宮城県)20万年前
V02:肘折カルデラ(552m)約一万年前にカルデラ形成。有史以降の記録に残る火山活動はない。
V03:月山(1984m、山形県)最後に噴火したのは約30万年前
V04:蔵王山(1841m、宮城県/山形県)噴気等が断続的に続いている。常時観測対象47火山
V05:安達太良山(1728m、福島県)1900年水蒸気爆発で死者72名。1997年硫化水素ガスにより死者4名。常時観測対象47火山
V06:吾妻山(2035メートル、福島県/山形県)1977年小規模噴火。2008年噴気。
V07:磐梯山(1816m、福島県)1888年噴火で死者477人。常時観測対象47火山
V08:沼沢湖(カルデラ湖、福島県)約5400年前に大規模噴火
V09:那須岳(1917m、栃木県)1410年火砕流で死者180余名。以降は小規模な水蒸気爆発を繰り返している。常時観測対象47火山
V10:高原山(1794m、栃木県)6500年前に水蒸気爆発
V11:燧ケ岳(2356m 、福島県)約500年前に水蒸気噴火
V12:日光男体山(2486m、栃木県)約7000年前に噴火。
V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山
V30:三原山(758m、東京都)1986年噴火で全島避難。常時観測対象47火山
V31:筑波山(877m、茨城県)火山ではないが古い山岳信仰の山

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白山と善光寺・彦神別神社

白山と善光寺・彦神別神社
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その45==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第45回目≪火山12≫です。
火山:白山・タケミナカタ

善光寺とタケミナカタ神社

以前のブログで日本三霊山の一つで火山でもある白山(2702m、石川県/岐阜県)について関連付けられる神社がみつからず、その代りに善光寺(長野県)が立冬の日の入り方向にあるとご紹介しました。
これは調査不足、注意不足でした。
二番目の図に示すように、善光寺のすぐ近くには城山公園をへだてて健御名方富命彦神別神社(たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじゃ)がありました。これはその名が示すようにタケミナカタノカミを祀る神社です。タケミナカタノカミは出雲の国譲りでタケミカズチに戦いを挑んで敗退して逃亡した神でして、どうやらこの長野市でもタケミカズチとの戦いが繰り広げられたようです。
善光寺は長野五輪の開会の鐘楼を鳴らすほどに有名なので、対する健御名方富命彦神別神社は目立たない存在になっているようですが、式内社(名神大社)論社、旧県社ということで社格はかなり高いようですし、創建不詳ですが創建644年の善光寺より歴史がありそうです。城山公園の元となった南北朝時代の横山城よりも古いです。
神仏習合で善光寺と一体だった時期もあるようですが、明治の神仏分離で独立した経緯があります。
二番目の図に示すように、長野県神社庁もこの神社の極めて近くに設けられていることからも本来はこの地域の代表的神社と言えるのではないでしょうか。
そして、この健御名方富命彦神別神社からみて立冬の日の入り方向に日本三霊山のひとつの白山がありました。三霊山は富士山、立山、白山ですが、白山に代えて御嶽山を三霊山とする意見もあります。まぁ、四霊山とすればいいと思うのですが、この四山にはすべて立冬の日の入り方向に格式ある神社が鎮座していたことになります。つまり鹿島神宮、戸隠神社、諏訪大社そして健御名方富命彦神別神社です。
ただし、この健御名方富命彦神別神社を基準とした立冬日の入り方向に対して白山は3kmほど離れているようで、やや誤差は大きいです。しかしながら見過ごすこともできない関係であると思い取り上げさせてもらいました。白山~健御名方富命彦神別神社は約140kmです。
この神社、ネットの写真を見る限り少し寂れているようにも見受けられ、少々残念です。

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火山:相模・駿河地方

火山:相模・駿河地方
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その44==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第44回目≪火山11≫です。
神社と火山:相模東海
   赤点:神社、    茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り


「6.相模・東海地方」
今回の調査の最後の地方です。相模・東海地方に加えて南房総と名古屋まで。
ここで目立つのは三嶋大社S58と砥鹿神社S66でしょうか。東海道に沿って設けられている各神社も全てライン付けされているのが印象的です。小国神社S65と井伊谷宮S67は第二東名高速に沿うようで面白いです。
皇居S41と神部神社S63は冬至の日の入りで結ばれていました。江戸時代でいえば江戸城と駿府城のすぐ近くで、ともに徳川家康の拠点であり興味深いです。
房総半島の先端には2つの一之宮である洲崎神社S60と安房神社S61がありますが、上図を見ると単純に先端に設けたという訳ではないかもしれません。
この地域では他と比べて立夏の緑線が目立ちました。



S41:皇居(こうきょ、東京都、天皇住居)
S42:明治神宮(めいじじんぐう、東京都、官幣大社)
S43:日枝神社(ひえじんじゃ、東京都、官幣大社)
S44:富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ、静岡県、駿河国一之宮)
S45:富士山頂上浅間大社奥宮(ふじさんちょうじょうせんげんたいしゃおくみや、静岡県、駿河国一之宮)
S46:白子神社(しらこじんじゃ、千葉県)
S47:玉前神社(たまさきじんじゃ、千葉県、上総国一之宮)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)
S55:寒川神社(さむかわじんじゃ、神奈川県、相模国一之宮)
S56:鎌倉宮(かまくらぐう、神奈川県、官幣中社)
S57:箱根神社(はこねじんじゃ、神奈川県、官幣小社)
S58:三嶋大社(みしまたいしゃ、静岡県、伊豆国一之宮)
S59:伊豆山神社(いずさんじんじゃ、静岡県、官幣小社)
S60:洲崎神社(すさきじんじゃ、千葉県、安房国一之宮)
S61:安房神社(あわじんじゃ、千葉県、安房国一之宮)
S62:久能山東照宮(くのうさんとうしょうぐう、静岡県、別格官幣社)
S63:神部神社(かんべじんじゃ、静岡県、官幣小社)
S64:事任八幡宮(ことのままはちまんぐう、静岡県、遠江国一之宮)
S65:小国神社(おくにじんじゃ、静岡県、遠江国一之宮)
S66:砥鹿神社(とがじんじゃ愛知県、三河国一之宮)
S67:井伊谷宮(いいのやぐう、静岡県、官幣中社)
S68:熱田神宮(あつたじんぐう、愛知県、官幣大社)
S69:大県神社(おおあがたじんじゃ、愛知県、国幣中社)

V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山
V30:三原山(758m、東京都)1986年噴火で全島避難。常時観測対象47火山

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火山:関東中部地方

火山:関東中部地方
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その43==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第43回目≪火山10≫です。

神社と火山:関東中部
   赤点:神社、    茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り


「5.関東中部地方」
関東の中部地方もかなり複雑な線図が描かれました。特に過密といわれる都心部はここでも過密になっています。
日本一の富士山V28は最近では噴火が懸念されるようになってきましたが、意外にも指し示す線は二本だけでした。箱根山V29も二本です。
氷川神社S35はこの地方(武蔵国)の一之宮らしく(小野神社S49を一之宮とする説もあります)関東平野の中心から四方を見まわしているイメージですが、火山との結びつきはないようです。
秩父の山奥に鎮座していて関東きってのパワースポットとも呼ばれる三峰神社S37からも二本の線が描けました。立冬日の出の青線は大國魂神社S48と小野神社S49のどちらに向かっているのか微妙でしたが、一応線引きしました。大國魂神社S48と小野神社S49は府中市に近く、昔の「府」があった場所であり武蔵国の中心地でした。大國魂神社S48はこの地域の総社です。
明治神宮S42は明治天皇が崩御してから創建された歴史の浅い神社ですが、意外にも多くの線の中心地となっています。神社本庁は明治神宮S42のすぐ脇にあります。
以前にご紹介したように、鹿島神宮S39~富士山V28のライン上には実に様々な特徴的施設がありました。皇居、スカイツリー、赤坂御所、国立競技場、小田急線の長い直線、等々。今回の上図では神社と火山しかプロットしていませんが、他のライン上にもいくつか特徴的施設が見つけられましたのでまた後日にご紹介させてもらおうと思います。


S13:赤城神社(あかぎじんじゃ、群馬県、上野国二之宮)
S14:生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ、長野県、国幣中社)
S15:酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S16:大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S38:武蔵御岳神社(むさしみたけじんじゃ、東京都)
S39:鹿島神宮(かしまじんぐう、茨城県、常陸国一之宮)
S40:香取神宮(かとりじんぐう、千葉県、下総国一之宮)
S41:皇居(こうきょ、東京都、天皇住居)
S42:明治神宮(めいじじんぐう、東京都、官幣大社)
S43:日枝神社(ひえじんじゃ、東京都、官幣大社)
S44:富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ、静岡県、駿河国一之宮)
S45:富士山頂上浅間大社奥宮(ふじさんちょうじょうせんげんたいしゃおくみや、静岡県、駿河国一之宮)
S46:白子神社(しらこじんじゃ、千葉県)
S47:玉前神社(たまさきじんじゃ、千葉県、上総国一之宮)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)
S55:寒川神社(さむかわじんじゃ、神奈川県、相模国一之宮)
S56:鎌倉宮(かまくらぐう、神奈川県、官幣中社)
S57:箱根神社(はこねじんじゃ、神奈川県、官幣小社)
S58:三嶋大社(みしまたいしゃ、静岡県、伊豆国一之宮)
S71:筑波山神社(つくばさんじんじゃ、茨城県、県社)

V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山
V30:三原山(758m、東京都)1986年噴火で全島避難。常時観測対象47火山
V31:筑波山(877m、茨城県)火山ではないが古い山岳信仰の山

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火山:信州地方

火山:信州地方
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その42==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第42回目≪火山9≫です。
神社と火山:信州
   赤点:神社、    茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り


「4.信州地方」
信州(長野)地方ついては前回までで紹介させてもらった地域と重複するところが多いのすが、改めて見てみましょう。信州は「神州」と呼ぶ人もいるようで戸隠神社、諏訪大社など有名神社があります。また、火山も多くて先日噴火した御嶽山もこの地域です。
この地域ではやはり戸隠神社S18~S19,諏訪大社S28~S31が多くの火山と結び付けられているようで目立ちます。戸隠神社は5つ、諏訪大社は4つの神社の連合体なのですが、この図を見ているとそれぞれの神社がその鎮座地に意味を持っているのかもしれません。
また生島足島神社S14、小野神社S32は二本線のT字交点、X字交点に存在していて注目されます。
穂高神社本宮S23と穂高神社奥宮S24は立冬日の入り線にきれいに並んでいて南西側のすぐ近くに焼岳V22、北東側の離れた箇所に日光白根山V13を監視しているようです。
八ヶ岳連峰の赤岳V25,横岳V26および蓼科山V27はあまり噴火に対する警戒がなされていないようですが(私も先日登ってきました!)、この図を見ると安心はできないと警鐘をならしているように思えてきます。
浅間山V15や焼岳V21は、活発な火山活動を継続中なだけあってそれぞれ3本の線が指し示しています。
浅間神社S50と水無神社S53、および一宮淺間神社S52と久津八幡宮S54の組は神社同士で立冬の日の出ラインを形成していました。



S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)

V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山


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火山:関東北部地方

火山:関東北部地方
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その41==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第41回目≪火山8≫です。
神社と火山:北関東1

神社と火山:北関東2
   赤点:神社、    茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り


「3.関東北部地方」
今回の調査範囲ではこの関東北部地方が最も複雑になっていました。火山も多いです。
特に日光二荒山神社・日光東照宮S11では4本もの線が交差し、5方向へ伸びています。2本以上の線が一箇所で交差するということは偶然なのかもしれませんが、逆に言えばその場所がそれだけ特殊であるということです。とにかく、多少の誤差はあるとしても4本の線が日光二荒山神社・日光東照宮S11で交差しているというのは動かしがたい事実なのです。
もしかすると徳川家康やそのブレーンはそれを知っていたのでしょうか…
日光二荒山神社S11からみて立冬の日の入方向には浅間山V15と乗鞍岳V23が直線上に並び、同じく立冬日の入り方向には赤城山V14と蓼科山V25と諏訪大社上社本宮S28が直線上にならんでいます。さすがにこれは偶然でしょうが、事実ですしすごいことです。
今回の一連の調査で特に線が多くて目立ったのはこの日光二荒山神社S11以外にも、弥彦神社S05,都都古別神社S09~S10,居多神社S07,戸隠神社S18~S19,諏訪大社S28~S31,金鑚神社S33,氷川神社S35,鹿島神宮S39、明治神宮S42,三嶋大社S58などがあげられます。
筑波山神社S71と筑波山V31を追加しました。関東平野からみて最も目立つ山はやはり日本一の富士山V28(3776m)なのですが二番目に目立つのは筑波山V31(877m)です。筑波山V31は日本百名山で最も低い山なのですが、それだけ目立つということでしょう。筑波山V31は火山ではありませんが、古代から山岳信仰の対象とされてきた関東屈指の名山です。
その筑波山V31および筑波山神社S71は酒列磯前神社S15と立冬の日の入り線で結ばれ、鹿島神宮とは冬至の日の出線で結ばれました。


S09:都都古別神社:馬場(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S10:都都古別神社:八槻(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S11:日光二荒山神社・日光東照宮(にっこうふたらさんじんじゃ・にっこうとうしょうぐう、栃木県、下野国一之宮)
S12:宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ、栃木県、下野国一之宮)
S13:赤城神社(あかぎじんじゃ、群馬県、上野国二之宮)
S14:生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ、長野県、国幣中社)
S15:酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S16:大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S17:静神社(しずじんじゃ、茨城県、常陸国二之宮)
S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S38:武蔵御岳神社(むさしみたけじんじゃ、東京都)
S71:筑波山神社(つくばさんじんじゃ、茨城県、県社)  ← 追加しました

V09:那須岳(1917m、栃木県)1410年火砕流で死者180余名。以降は小規模な水蒸気爆発を繰り返している。常時観測対象47火山
V10:高原山(1794m、栃木県)6500年前に水蒸気爆発
V11:燧ケ岳(2356m 、福島県)約500年前に水蒸気噴火
V12:日光男体山(2486m、栃木県)約7000年前に噴火。
V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V31:筑波山(877m、茨城県)火山ではないが古い山岳信仰の山  ← 追加しました 

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火山:越後:越中地方

火山:越後:越中地方
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その40==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第40回目≪火山7≫です。
神社と火山:越後

神社と火山:越中
   赤点:神社、    茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り


「2.越後・越中地方」
かなり複雑にからみあっていてすごいです。
これらの図を見てもらえれば分かるように、ほとんどの火山はいずれかの神社と立冬または冬至のラインで結ばれています。
また、神社側から見ればほぼすべてが火山または他の神社と結ばれています。これらの神社は線で結ばれるように恣意的に選んだのではなくて、単純に著名な神社や由緒ある神社を選んだだけなのですから不思議です。
とりあげた火山で神社との結びつきが見つけられなかったのは高原山V10などごくわずかです。また、とりあげた神社の中で他との結びつきが見つけられなかったのは後日に挙げる静神社S17、伊豆山神社S59などごくわずかです。
神社はかならずしも火山と結び付けられているだけでなく、度津神社S04と弥彦神社S05のように神社同士で結びついているものも多くあります。
弥彦神社S05と気多神社S26は日本海を約200km突っ切って結び付けられていて目立ちます。射水神社S25は立山V20および生島足島神社S14を通過して氷川神社S35まで約250kmの連結線を示しています。天津神社S08と吾妻山V06との間も居多神社S07を経由して約220kmあります。これらは長距離であっても誤差は少ないように見受けられます。
また、上図を見ていると「都都古別神社」がなぜすぐ近くの馬場(S09)と八槻(S10)の2か所に設けられているのか示唆が感じられます。後日とりあげる磯前神社S15~S16、戸隠神社S18~S19、諏訪大社S28~S31にも同様のことが言えそうです。
今回、安達太良神社S70を追加してとりあげました。この神社は福島県本宮市の正に「本宮」に該当する神社でして、その名称からは安達太良山V05を祀る神社とも思えますが、上図からは吾妻山V06と燧岳V11の監視役のように感じられます。
神社~火山の目立つ長い直線を見ると、居多神社S07と吾妻山V06との間、伊佐須美神社S06と妙高山V18との間、氷川神社S35と立山V20との間、および鹿島神宮S39と富士山V28との間はそれぞれ立冬の日の出または日の入り方向に180km前後と近似していて興味深いです。



S04:度津神社(わたつじんじゃ、新潟県、佐渡国一之宮)
S05:弥彦神社(いやひこじんじゃ、新潟県、越後国一之宮)
S06:伊佐須美神社(いさすみじんじゃ、福島県、国幣中社)
S07:居多神社(こたじんじゃ、新潟県、越後国一之宮)
S08:天津神社(あまつじんじゃ、新潟県、越後国一宮)
S09:都都古別神社:馬場(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S10:都都古別神社:八槻(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S11:日光二荒山神社・日光東照宮(にっこうふたらさんじんじゃ・にっこうとうしょうぐう、栃木県、下野国一之宮)
S12:宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ、栃木県、下野国一之宮)
S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S70:安達太良神社(あだたらじんじゃ、福島県、県社)  ← 追加しました

V05:安達太良山(1728m、福島県)1900年水蒸気爆発で死者72名。1997年硫化水素ガスにより死者4名。常時観測対象47火山
V06:吾妻山(2035メートル、福島県/山形県)1977年小規模噴火。2008年噴気。
V07:磐梯山(1816m、福島県)1888年噴火で死者477人。常時観測対象47火山
V08:沼沢湖(カルデラ湖、福島県)約5400年前に大規模噴火
V09:那須岳(1917m、栃木県)1410年火砕流で死者180余名。以降は小規模な水蒸気爆発を繰り返している。常時観測対象47火山
V10:高原山(1794m、栃木県)6500年前に水蒸気爆発
V11:燧ケ岳(2356m 、福島県)約500年前に水蒸気噴火
V12:日光男体山(2486m、栃木県)約7000年前に噴火。
V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない

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火山:仙台、山形周辺

火山:仙台、山形周辺
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その39==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第39回目≪火山6≫です。
神社と火山:仙台・山形
   赤点:神社
   茶青:火山
――― 赤線:立冬の日の出、日の入り
――― 青線:冬至の日の出、日の入り


前回に提示させていただいた神社と火山との関連について具体的にご紹介していきたいと思いますが、あまりにも数が多すぎますので地域ごとに区分してご紹介していきます。
それぞれ密接に関連付いているようで地域ごとに区分すること自体が難しいので、かなりの重複が発生するであろうことをお許しください。
今のところ区分は以下のように予定しています、が、さらに細分化するかもしれません。
1.仙台・山形周辺
2.越後・越中地方
3.関東北部地方
4.信州地方
5.関東中部地方
6.南房総・相模・東海地方

まず最初は「1.仙台・山形地方」で、上図のとおりです。おそらくこれより北方にも神社と火山との組合わせはあるのではないでしょうか。
肘折カルデラV02および月山V03は有史の噴火記録がありませんが、これを見ると出羽三山(S011~S013),塩竈神社V02および竹駒神社S03が見張っているようでして油断してはいけない気もします。蔵王山V04はもちろん注意が必要でしょう。


S011:出羽神社(いではじんじゃ、山形県、国弊小社)
S012:湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ、山形県、国弊小社)
S013:月山神社(がっさんじんじゃ、東北地方唯一の官幣大社)
S02:鹽竈神社(しおがまじんじゃ、宮城県、陸奥国一之宮)
S03:竹駒神社(たけこまじんじゃ、宮城県、県社)

V01:鳴子・鬼首カルデラ(989m、宮城県)20万年前
V02:肘折カルデラ(552m)約一万年前にカルデラ形成。有史以降の記録に残る火山活動はない。
V03:月山(1984m、山形県)最後に噴火したのは約30万年前
V04:蔵王山(1841m、宮城県/山形県)噴気等が断続的に続いている。常時観測対象47火山

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調査対象に選定した神社と火山

調査対象に選定した神社と火山
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その38==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第38回目≪火山5≫です。



神社と火山との位置関係について調べることにしまして、まずは調査対象とする神社と火山を選定しました。調査範囲は東北地方南部、関東甲信越地方、中部地方、東海地方に絞りました。これらの地域は火山が多く、しかも私自身が長く関東に住んでいてある程度の土地勘があるためです。
神社については主に各地の一之宮神社、官弊社、国弊社を抽出しましたが、それ以外にも個人的に注目している神社も追加しました。たとえば三峰神社、秩父神社などです。そうそうたる有名神社、由緒ある神社が選定されました。
火山については、いくつかのサイトを参考にこの地域に含まれるほぼすべての火山を抽出しました。伊豆東方火山群は範囲が広すぎるので除外しました。
選定した神社と火山は以下のとおりです。


S011:出羽神社(いではじんじゃ、山形県、国弊小社)
S012:湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ、山形県、国弊小社)
S013:月山神社(がっさんじんじゃ、東北地方唯一の官幣大社)
S02:鹽竈神社(しおがまじんじゃ、宮城県、陸奥国一之宮)
S03:竹駒神社(たけこまじんじゃ、宮城県、県社)
S04:度津神社(わたつじんじゃ、新潟県、佐渡国一之宮)
S05:弥彦神社(いやひこじんじゃ、新潟県、越後国一之宮)
S06:伊佐須美神社(いさすみじんじゃ、福島県、国幣中社)
S07:居多神社(こたじんじゃ、新潟県、越後国一之宮)
S08:天津神社(あまつじんじゃ、新潟県、越後国一宮)
S09:都都古別神社:馬場(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S10:都都古別神社:八槻(つつこわけじんじゃ、福島県、陸奥国一之宮)
S11:日光二荒山神社・日光東照宮(にっこうふたらさんじんじゃ・にっこうとうしょうぐう、栃木県、下野国一之宮)
S12:宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ、栃木県、下野国一之宮)
S13:赤城神社(あかぎじんじゃ、群馬県、上野国二之宮)
S14:生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ、長野県、国幣中社)
S15:酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S16:大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ、茨城県、国幣中社)
S17:静神社(しずじんじゃ、茨城県、常陸国二之宮)
S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S38:武蔵御岳神社(むさしみたけじんじゃ、東京都)
S39:鹿島神宮(かしまじんぐう、茨城県、常陸国一之宮)
S40:香取神宮(かとりじんぐう、千葉県、下総国一之宮)
S41:皇居(こうきょ、東京都、天皇住居)
S42:明治神宮(めいじじんぐう、東京都、官幣大社)
S43:日枝神社(ひえじんじゃ、東京都、官幣大社)
S44:富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ、静岡県、駿河国一之宮)
S45:富士山頂上浅間大社奥宮(ふじさんちょうじょうせんげんたいしゃおくみや、静岡県、駿河国一之宮)
S46:白子神社(しらこじんじゃ、千葉県)
S47:玉前神社(たまさきじんじゃ、千葉県、上総国一之宮)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)
S55:寒川神社(さむかわじんじゃ、神奈川県、相模国一之宮)
S56:鎌倉宮(かまくらぐう、神奈川県、官幣中社)
S57:箱根神社(はこねじんじゃ、神奈川県、官幣小社)
S58:三嶋大社(みしまたいしゃ、静岡県、伊豆国一之宮)
S59:伊豆山神社(いずさんじんじゃ、静岡県、官幣小社)
S60:洲崎神社(すさきじんじゃ、千葉県、安房国一之宮)
S61:安房神社(あわじんじゃ、千葉県、安房国一之宮)
S62:久能山東照宮(くのうさんとうしょうぐう、静岡県、別格官幣社)
S63:神部神社(かんべじんじゃ、静岡県、官幣小社)
S64:事任八幡宮(ことのままはちまんぐう、静岡県、遠江国一之宮)
S65:小国神社(おくにじんじゃ、静岡県、遠江国一之宮)
S66:砥鹿神社(とがじんじゃ愛知県、三河国一之宮)
S67:井伊谷宮(いいのやぐう、静岡県、官幣中社)
S68:熱田神宮(あつたじんぐう、愛知県、官幣大社)
S69:大県神社(おおあがたじんじゃ、愛知県、国幣中社)



V01:鳴子・鬼首カルデラ(989m、宮城県)20万年前
V02:肘折カルデラ(552m)約一万年前にカルデラ形成。有史以降の記録に残る火山活動はない。
V03:月山(1984m、山形県)最後に噴火したのは約30万年前
V04:蔵王山(1841m、宮城県/山形県)噴気等が断続的に続いている。常時観測対象47火山
V05:安達太良山(1728m、福島県)1900年水蒸気爆発で死者72名。1997年硫化水素ガスにより死者4名。常時観測対象47火山
V06:吾妻山(2035メートル、福島県/山形県)1977年小規模噴火。2008年噴気。
V07:磐梯山(1816m、福島県)1888年噴火で死者477人。常時観測対象47火山
V08:沼沢湖(カルデラ湖、福島県)約5400年前に大規模噴火
V09:那須岳(1917m、栃木県)1410年火砕流で死者180余名。以降は小規模な水蒸気爆発を繰り返している。常時観測対象47火山
V10:高原山(1794m、栃木県)6500年前に水蒸気爆発
V11:燧ケ岳(2356m 、福島県)約500年前に水蒸気噴火
V12:日光男体山(2486m、栃木県)約7000年前に噴火。
V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山
V30:三原山(758m、東京都)1986年噴火で全島避難。常時観測対象47火山


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御嶽山の噴火とさらなる神社の緊急調査

御嶽山の噴火とさらなる神社の緊急調査
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その37==

ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第37回目≪火山4≫です。

先日(9月16日)のブログで諏訪大社が御嶽山を鎮める役割を担っているのではないかという推察をご紹介しましたが、それからすぐ(9月27日)にその御嶽山が噴火をして大きな人的被害が発生してしまい、大変驚いています。
犠牲者数は戦後最悪ということです。私も登山をする者としてとて他人事とは思えませんし、この夏には登山をする候補に御嶽山も挙げていましたので自分が被害に遭う可能性もあったわけでゾッとします。
人気の山で、紅葉の行楽シーズンで、好天の土曜日の昼食時で、昨今の登山ブームという要因が重なり合って大きな被害になってしまいました。最悪のタイミングでした。最近は登山ブームで山を甘く見ている登山初心者が軽装で山中に入って遭難することも増えていて問題化され、批難されることもありますが、今回のような噴火ではどのようなベテラン登山者でも被害の防ぎようがなかったことでしょう。犠牲者のご冥福をお祈りしたいと思います。

私は「諏訪大社が御嶽山を鎮める役割を担っている」という意見を当ブログで述べました。それでも御嶽山は噴火をしてしまったのですから諏訪大社はご利益がないのでしょうか? 単純にそういう結論にはならないと思います。そもそも御嶽山は有史に噴火の記録がなくて近代まで死火山と考えていたことからも、その御嶽山の噴火を監視するかのように立冬の日の入り方向に諏訪大社が存在すること自体が現代人の未熟な科学をはるかに超越した古代人の智恵なのではないでしょうか? 噴火直後に火山の学者が記者会見で噴火予知をできなかったことについて「所詮、いまの予知技術はその程度のレベルだ」と人ごとのように発言していたことが印象的です。

さて、神社が火山を鎮めるという役割だけでなく、対象の火山が噴火の危険があることを子孫である我々に示唆・暗示しているのだとすると、現代人はその重要なメッセージを確実に把握しておかなければいけないのかもしれません。
「東北地方三陸沖では大地震は起きない」と現代の地震学達は断言していたのにあのような東日本大震災が発生してしまいました。現代科学などというものは超未熟なのです。それに対して、古くからある神社の配列はちょうど津波到達ラインを形成していたことが津波後に判明し、古代人の経験・智恵・メッセージが生かされなかったことが悔やまれました。
これと同じようなことが火山についても当てはまるかもしれません。

私はそのような崇高な使命感(?)に基づいて、富士山:鹿島神宮、御嶽山:諏訪大社、立山:戸隠神社、浅間山:日光東照宮の四組の他にも関係付けられる対の火山と神社があるのではないかとさらなる緊急調査をおこないました!
調査範囲はとりあえず東北地方南部、関東甲信越地方、中部地方、東海地方に絞りましたが、驚くほどにたくさんの事例が見つかってしまいました。驚愕の思いで戸惑いを感じるほどです。
あまりにたくさんあるので一度にはご紹介できませんが、次回から順次公表させていただこうと思ってます。

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