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ウクレレ弾きは自由人

ウクレレ弾きは自由人
ご訪問ありがとうございます。

ウクレレという楽器はハワイが発祥であることはよく知られていると思いますが、そのさらにルーツはポルトガルの「ブラギーニャ」という楽器なんだそうです。でもそのブラギーニャはあまり発展せずに(消滅した?)、その流れをくんでウクレレがハワイで一大発展を遂げたのですね。
ポルトガルといえばイベリア半島でギター発祥のスペインの隣国ですよね。弦楽器(擦弦楽器除く)については、イベリア半島において手軽なブラギーニャ≒ウクレレはすたれてしまい、大型のギターが発展したわけです。
考えてみれば、ここ日本でも沖縄では手軽な三線が弾かれていましたが、本州など本土ではより大型の琵琶や琴が長い間使われてきて、三線が本土でも弾かれるようになったのは江戸時代になってからだと思います。
そう考えるとウクレレや三線などのポータブルで手軽な弦楽器というのは南国(低緯度地方)で受け入れられ、より大型の弦楽器は比較的高緯度地方で受け入れられるという法則というか傾向がありそうです。
どういう理由なのかは私には分かりませんが、おそらく南国人と高緯度地方人との気質の違いに起因しているのでしょう。根本的気質が違うのかもしれません。

以前に私の注目しているウクレレプレーヤーをご紹介しました。こちらのページ(http://parmesan111.blog.fc2.com/blog-entry-73.html)です。
このときにご紹介した人たちの居住地、出身地を確認してみましょう。以下のようになります。
・ジェイク・シマブクロ;ハワイ(沖縄系)
・ジェームス・ヒル;カナダ
・タイマネ・ガードナー;ハワイ
・カレイ・ガミアオ;ハワイ
・Aldrine Guerrero;ハワイ(フィリピン出身)
・カマテツ;北海道出身
・名渡山遼;沖縄出身
・かどさん;東京出身
・高橋重人;岡山出身
なんとハワイ、沖縄、フィリピンなど南国系の人が多いことに驚かされます(カナダや北海道もいますが)。
やはりウクレレというのは南国人の遺伝子を強く刺激する楽器なのかもしれません。私は前回のブログで「もう、ウクレレはハワイアンから決別するときが来ているのです」と主張しましたが、ウクレレは南方地域とそうは簡単に分離できるものではないのかもしれませんね。それは歴史が見守っていくことでしょう。



さて、ウクレレを弾く人種としては南国の人たちとは別の人種グループが存在します。それはブーちゃんや牧伸二などのちょっと変わったお笑い芸人達ですね。日本だけではなくてアメリカでもそういう例はあるようです。
これもなぜなんだかよく分かりませんが、なにかこうゆる~ぃ感じがよくマッチするのでしょうか。
以前は、ウクレレ弾き=ちょっと変わった人達、という概念が形成されていたようにも思えます。

ちなみに、私は南国ではなく東京在住でしてお笑い芸人でもありませんが、ちょっと変わり者という点ではウクレレ奏者のひとつのカテゴリーに属しているのかもしれません^^;
あらためて考えるにウクレレ弾きという人種はもしかすると、一言で総括すれば「自由人」なのかもしれません。

でも、自由人でもない、変わり者でもない普通の良識ある皆さまも是非ウクレレを手に取ってみてくださいね。

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