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ゆっくり歩こう

阿蘇山は水蒸気爆発

【民族・文明は地震では滅びないが、カルデラ噴火で滅びた例は多い】
8日の阿蘇山噴火はマグマ爆発ではなくて水蒸気爆発だったそうです。水蒸気爆発ならばすぐにカルデラ噴火に移行する可能性はたぶん低いのでしょう。
少し安心しましたが火山の活発な状況はまだ続いているようですし、同じ中央構造線上で発生した熊本地震との関連が疑われるので今までにないことが起こる可能性は完全には否定できないはずです。
日本のいずれかの場所でカルデラ噴火が起こる確率は今後100年で1%と言われています。小さい数字と思うかもしれませんが阪神大震災も同じ1%だったし、東日本大震災はもっと小さい数字だったはずです。
それに以下のように今回はいろいろ気がかりな事項が多いのです。
 ・今まで地震の少なかった熊本で4月に大規模な熊本地震が発生し、これまで安定していた中央構造線に沿って阿蘇、大分へと飛び火している
 ・阿蘇山は熊本地震と同じ中央構造線上に存在し影響が疑われる
 ・熊本地震では気象庁が「前例がなく、今後何が起こるかわからない」と困惑気味に表明している
 ・今回の阿蘇中岳噴火は噴煙が1万mに達する比較的大規模で珍しく、しかも活発な状況が続いている
 ・ここのところ九州地方で霧島山新燃岳、口之永良部島新岳、桜島と噴火が連続している
 ・地震のない韓国でも先月に大規模地震が発生していて、東アジアの地殻全体に異変が起きている疑いがある
 ・九州の政治家の家族はすでに避難を開始しているらしい(あまり信用できないネット上の噂レベルだが)

たぶん、私も実際にカルデラ噴火に移行する確率は高くはないと思いますしそう願ってます。しかし、火山活動が活発な状況が続いている間だけは気を付けておき、熊本だけでなく九州の人たちは念のために避難準備をしておいた方がいいと思います。
もっとも、阿蘇が9万年前のレベルのカルデラ噴火を起こしたら九州だけでなく日本全体が壊滅してしまうのですが、それほどの大規模にならないことは祈るほかありません。
とにかく早く火山が収束することを祈ります。



ネットを見ていると、今回の熊本地震や阿蘇山噴火が東南海地震を誘発するのではないか、と懸念をしている意見が見られます。
たしかに、東南海地震(+津波?)が誘発されれば大災害であり心配するのはもっともなことだと思うのですが、確率的に低くくとも本当に怖いのは阿蘇カルデラ噴火です。カルデラ噴火が発生すれば被害規模は東南海地震の比ではありません。「東南海」だけでなく日本全体が壊滅的被害を受けてしまいます。
また、阿蘇市では阿蘇山の噴火ハザードマップを公開していますが、これは過去一万年だけの小さい噴火に限定して作ったもので、大規模カルデラ噴火では全く参考になりませんので一応ご認識を。阿蘇がカルデラ噴火を起こすと数時間のうちに九州のほとんどは火砕流で全滅していしまいます。


富士山をはじめとして日本の多くの火山の近くには浅間(せんげん)神社が祀られています。火山の神を祀る神社です。この「浅間(せんげん)」とはもともと「あさま」と読んでいたもので、それは「あそやま(阿蘇山)」が変じたものともいわれています。
「あさま」が「せんげん」に変化したのは当然に漢字が当て嵌められてからの後の時代のことでしょうが、古代、おそらく文字のない時代から阿蘇山は火山の代名詞だったのです。
それだけ相当に危険な山だということは認識しておおいた方がいいと思います。



川内原発、伊方原発は運転を即時に運転を停止してほしいです。さらに停止中の玄海原発も含めて使用済燃料棒などを火砕流から守る対策(移設等)をしてほしいです。
できれば島根原発と韓国南部の原発も。

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