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ゆっくり歩こう

阿蘇山噴火、自主判断を

最新の報道によると、噴出物を詳細に調査した結果8日の阿蘇山噴火はマグマ水蒸気爆発だったようで、山が膨らむ現象も観測されているそうです。
また、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は「このまま終息する可能性もあるが、さらに大きな火山活動に発展する恐れも否定はできない」としている。
きのうかおとといの発表ではただの水蒸気爆発ということで少し安心していたのに、マグマ水蒸気爆発となるとまた少し心配になってきました。
大丈夫なのでしょうか? ちょっと不安な様相を呈してきました。
もし、マグマ噴火に移行すると、その先さらにカルデラ噴火に移行する懸念が生じてきます。カルデラ噴火になってしまってからでは九州の人は火砕流から逃げ切れませんので、マグマが噴出してきた段階で是非早期の自主避難を検討してください。
現状のマグマ水蒸気爆発がマグマ噴火に移行するかどうかはわからないし、マグマ噴火がカルデラ噴火に移行するかどうかも分かりません。有史後の全人類が経験したことがないのですから確かなことは誰にも分りません。
政府・気象庁の発表を鵜呑みにしていてはいけないと思います。
もし、どうせ避難するのなら国内なら北海道か沖縄がいいでしょう。噴火の規模によりますけど私の住む東京では、数日か数週間のうちに火山灰降灰で都市機能が麻痺する可能性があります。
そんなことにならないよう祈りますが。



大正3年に桜島が噴火し人的被害が発生してしまいました。東・西桜島村の役場はそれぞれ測候所に問い合わせ、「震源地は桜島ではない、桜島に危険はない」という回答を受けて、村長らは住民に避難の必要はないと伝え、避難を制止させてしまいました。
しかし、その後火山性の大地震が発生し、測候所の見解を信用して住民の避難を制止し、自らは噴火が始まるまで島に留まった東桜島村役場の村長らは、避難する船もなく、冬の海を帆柱につかまって泳いで避難しようとしました。途中、村役場の収入役は行方不明となりました。
東桜島村は村長の無念の思いを後世に伝える桜島爆発記念碑を建立し、この碑には次のように記されています。
「桜島の爆発は、歴史に照らして明らかなように将来も免れることはできない。住民は理論を信頼せず、異変に気づいたら噴火が起きる前に避難の用意をすることが肝要である。いつ災害に巻き込まれても路頭に迷うことがないよう覚悟すべきである」

また、自然災害の噴火とは関係ありませんが先の大戦の終戦直後、満州には日本人が大勢残っていましたが政府は「安全だから慌てずにここで待機していてください」とアナウンスしました。そして、政府役人や軍人将校は争って本国へ逃げ帰り、騙されて残った民間人が越境侵攻してきたソ連軍に拿捕されてシベリアに抑留されてしまったのです。
政府のアナウンス指示は、多くの民間人が帰国路に殺到すると混乱して自分たちが逃げ切れなくなるので、民間人を犠牲にして自分たちだけが安全に逃げ切れるように仕組んだものだったのです。

国や行政の言うことはあまり信用せずに、天災も人災も最後の最後は自分自身で判断するしかないのだと思います。




カルデラ噴火は万が一発生することがあっとしたら日本全土に壊滅的被害が想定されますが、国や行政は全く何の対策も講じていないように見受けます。
一方、米国のイエローストーン国立公園では阿蘇より桁違いに規模の大きいカルデラ噴火が懸念されており、しかもその噴火の兆候が目立ってきており、米国は秘密裡にオーストラリア、ブラジルへの大規模避難計画を作っているとか。(避難計画は信用できないネットの噂レベルなのでしょうけど)
もしかすると、日本も国民には公表できないけれど、万一の緊急時にはどこかへの移住避難を少しは考えているのかもしれませんね。北海道、沖縄ならなんとか暮らせるかもしれないけど1億人以上の国民は収容できないでしょうから数千万人は海外へ避難しないといけないのでしょう。SF的、オカルト的な話ですね。
現実的には数千万人の国民を短期間に海外避難させるのは相当に難しいでしょうけど、まずは同盟国のアメリカを主な受け入れ先として頼りたいところですが、自国でも秘密裡にイエローストーンのカルデラ噴火を懸念しているとしたら、はたしてその米国が日本の避難民を受け入れるかどうか。それに同盟国といっても安保(軍事)同盟であって災害同盟ではないし、そもそも日本国が存在しているという前提での同盟でしょうから、実質的に消滅するかもしれない国に対して積極的な援助はしないでしょう。あとは機能不全に陥っている国連に頼らざるを得ないか。
それから噴火が少し落ち着いてきたら抜け目なくしたたかな中国はいち早く「災害支援」とかいう名目で軍事侵攻してきて紛争が発生しそう。すでに研究、検討を始めてるかもしれないですね。
また、中長期的には火山灰による農作物収穫減によって食物の争奪戦が世界のどこかで勃発するかな。

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