
火山:信州地方
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その42==
ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第42回目≪火山9≫です。

● 赤点:神社、 △ 茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り
「4.信州地方」
信州(長野)地方ついては前回までで紹介させてもらった地域と重複するところが多いのすが、改めて見てみましょう。信州は「神州」と呼ぶ人もいるようで戸隠神社、諏訪大社など有名神社があります。また、火山も多くて先日噴火した御嶽山もこの地域です。
この地域ではやはり戸隠神社S18~S19,諏訪大社S28~S31が多くの火山と結び付けられているようで目立ちます。戸隠神社は5つ、諏訪大社は4つの神社の連合体なのですが、この図を見ているとそれぞれの神社がその鎮座地に意味を持っているのかもしれません。
また生島足島神社S14、小野神社S32は二本線のT字交点、X字交点に存在していて注目されます。
穂高神社本宮S23と穂高神社奥宮S24は立冬日の入り線にきれいに並んでいて南西側のすぐ近くに焼岳V22、北東側の離れた箇所に日光白根山V13を監視しているようです。
八ヶ岳連峰の赤岳V25,横岳V26および蓼科山V27はあまり噴火に対する警戒がなされていないようですが(私も先日登ってきました!)、この図を見ると安心はできないと警鐘をならしているように思えてきます。
浅間山V15や焼岳V21は、活発な火山活動を継続中なだけあってそれぞれ3本の線が指し示しています。
浅間神社S50と水無神社S53、および一宮淺間神社S52と久津八幡宮S54の組は神社同士で立冬の日の出ラインを形成していました。
S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)
V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山
== 鹿島神宮~富士山レイラインからの考察・その42==
ご訪問ありがとうございます。
一連の鹿島・富士レイラインの考察の第42回目≪火山9≫です。

● 赤点:神社、 △ 茶青:火山
――― 立冬の日の出、日の入り、 ――― 冬至の日の出、日の入り、 ――― 立夏の日の出、日の入り
「4.信州地方」
信州(長野)地方ついては前回までで紹介させてもらった地域と重複するところが多いのすが、改めて見てみましょう。信州は「神州」と呼ぶ人もいるようで戸隠神社、諏訪大社など有名神社があります。また、火山も多くて先日噴火した御嶽山もこの地域です。
この地域ではやはり戸隠神社S18~S19,諏訪大社S28~S31が多くの火山と結び付けられているようで目立ちます。戸隠神社は5つ、諏訪大社は4つの神社の連合体なのですが、この図を見ているとそれぞれの神社がその鎮座地に意味を持っているのかもしれません。
また生島足島神社S14、小野神社S32は二本線のT字交点、X字交点に存在していて注目されます。
穂高神社本宮S23と穂高神社奥宮S24は立冬日の入り線にきれいに並んでいて南西側のすぐ近くに焼岳V22、北東側の離れた箇所に日光白根山V13を監視しているようです。
八ヶ岳連峰の赤岳V25,横岳V26および蓼科山V27はあまり噴火に対する警戒がなされていないようですが(私も先日登ってきました!)、この図を見ると安心はできないと警鐘をならしているように思えてきます。
浅間山V15や焼岳V21は、活発な火山活動を継続中なだけあってそれぞれ3本の線が指し示しています。
浅間神社S50と水無神社S53、および一宮淺間神社S52と久津八幡宮S54の組は神社同士で立冬の日の出ラインを形成していました。
S18:戸隠神社奥社(とがくしじんじゃおくしゃ、長野県、官幣小社)
S19:戸隠神社中社(とがくしじんじゃちゅうじゃ、長野県、官幣小社)
S20:雄山神社:峰本社(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S21:雄山神社:中宮祈願殿(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S22:雄山神社:前立社壇(おやまじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S23:穂高神社本宮(ほたかじんじゃほんみや、長野県、官幣小社)
S24:穂高神社奥宮(ほたかじんじゃおくみや、長野県、官幣小社)
S25:射水神社(いみずじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S26:気多神社(けたじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S27:高瀬神社(たかせじんじゃ、富山県、越中国一之宮)
S28:諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや、長野県、信濃国一之宮)
S29:諏訪大社上社前宮(すわたいしゃかみしゃまえみや、長野県、信濃国一之宮)
S30:諏訪大社下社春宮(すわたいしゃしもしゃはるみや、長野県、信濃国一之宮)
S31:諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや、長野県、信濃国一之宮)
S32:小野神社(おのじんじゃ、長野県、信濃国二之宮)
S33:貫前神社(ぬきさきじんじゃ、群馬県、上野国一之宮)
S34:金鑚神社(かなさなじんじゃ、埼玉県、官幣中社)
S35:氷川神社(ひかわじんじゃ、埼玉県、武蔵国一之宮)
S36:秩父神社(ちちぶじんじゃ、埼玉県、官幣小社)
S37:三峰神社(みつみねじんじゃ、埼玉県)
S48:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、東京都、官幣小社)
S49:小野神社(おのじんじゃ、東京都、武蔵国一之宮)
S50:浅間神社(あさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S51:河口淺間神社(かわぐちあさまじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S52:一宮淺間神社(いちのみやせんげんじんじゃ、山梨県、甲斐国一之宮)
S53:水無神社(すいむじんじゃ、岐阜県、飛騨国一之宮)
S54:久津八幡宮(くづはちまんぐう、岐阜県、飛騨国二之宮)
V13:日光白根山(2578m、栃木県)17世紀から1890年にかけて噴火した記録がある。常時観測対象47火山
V14:赤城山1828m 、群馬県)1251年噴火
V15:浅間山(2568m、長野県/群馬県)世界有数の活火山。大小保噴火1108年、1783年。以降断続的に小規模噴火、中規模噴火を繰り返し、現在も噴煙を上げている。常時観測対象47火山
V16:榛名山(1449m、群馬県)495年頃に大きな噴火をしたと見られている。
V17:草津白根山(2160m、群馬県)1976年火山ガスにより死者3名。·1983年小規模水蒸気噴火。2014年6月3日に噴火警戒レベルを「レベル2(火口周辺規制)」。常時観測対象47火山
V18:妙高山(2454m、新潟県)約3000年前に水蒸気爆発。
V19:新潟焼山(2400m、新潟県)1974年 水蒸気爆発により死者3名。以降、何度か積雪の変色が観測される。常時観測対象47火山
V20:立山・弥陀ヶ原(富山県)最近の約4万年間は静穏期。常時観測対象47火山
V21:焼岳(2455m、長野県/岐阜県)1995年水蒸気爆発で死者4名。その後も有毒ガスが噴出している。常時観測対象47火山
V22:アカンダナ山(2109m 、岐阜県)外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出
V23:乗鞍岳(3026m、長野県/岐阜県)2000年前 水蒸気場噴火。2011年 M3.1の地震が発生、東北地方太平洋沖地震以降に北麓2-8km付近で地震が活発化している。常時観測対象47火山
V24:御嶽山(3067m、長野県/岐阜県)2014年水蒸気噴火で死者戦後最悪。常時観測対象47火山
V25:八ヶ岳赤岳(2899m、長野県/山梨県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V26:八ヶ岳横岳(2829m、長野県)最新の降下火砕物は約800年前に噴出したと考えられる
V27:蓼科山(2531m、長野県)有史における確実な噴火記録は残っていない
V28:富士山(3776m、山梨県/静岡県)1707年宝永大噴火。火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されている。常時観測対象47火山
V29:箱根山(1438m、神奈川県/静岡県)現在でも火山ガスを噴出する場所もあるが、有史の噴火記録はない。常時観測対象47火山
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